お帰り~カリガネたち!

10月中ごろから戻ってきているということを聞いていたので行きたくてたまらなかった。あれこれ予定がやっと空いて会いに行ってきた。愛しいカリガネ

やっぱりカリガネが一番好き~~~~。

だいぶ見わけられるようになってきた。コツもわかってきた。

今回は幼鳥を見つけることができた。白斑がこんなにちっちゃい。

マガンと比べるとやっぱり体格小さいのがわかる。

アイリングがあるせいなのかなんなのか、カリガネはいっつもこっちを見てる視線に思えて仕方ない。マガンはそうは思わないのになぜかしら。

幼鳥は胸もウロコ模様にみえるのだそうだ。たしかに。

幼鳥といっても体格は親と同じで、意外に翼が大きくてびっくりした。

まあねぇ、ロシアの果てから飛んできたわけだから。ほんとにすごい。偉いなあ。

とぶ~~

やすむ~~~

またとぶ~~

やっぱりカリガネは緑の中にいるほうが似合う。



群れの風景

これまでハクガンは数羽まとまりを数回見た程度だった。

最初の年は雨の中暗くなった沼に降りた2羽を遠くにみただけで、絶対リベンジすると誓ったものだった。それがこの数見られて本当にうれしい。

一時日本からは絶滅したハクガンを、こうしてこの数になるまで呼び戻した人々の努力は大変なものだった。かかわったたくさんの人達に感謝して、静かにこの生き物たちを見守りたい。

厳しくコントロールされてはいながらも狩猟が許されている北米では、逆に増えすぎているくらいだそうだが。

ハクガンの声はやや甲高い。気性は見た目のかわいらしさに似合わず意外と激しいそうだ。

良くぶつからないなあとおもっていたら、結構ぶつかるんだそうだ。

夕暮れが迫るころ。美しい風景だった。

ねぐらに帰っていく一団。

オオヒシクイたちも最後の食事中。

オオヒシクイといえば今年たくさん(15羽)標識が成功したそうだ。マガンと比べるとその大きさの違いがよくわかる。

B37もその1羽。きつそうにみえるけど、羽毛が厚いせいなので苦しいわけではないそうだ。緩いとかえって危ないらしい。環境庁の準絶滅危惧亜種で、まだ生態が良く分かっていないという彼らの貴重なデータを与えてくれることだろう。

どっしり大きくて迫力がある。亜種ヒシクイとは首の長さが圧倒的に違う。

声も野太くて飛ぶときも羽根音がギシギシとかなり大きな音がする。

 

 

 

 

幼鳥とかマガンとかオオヒシクイとか

幼鳥はまっくろ。「みにくいアヒルの子」どころの騒ぎじゃない。様子が違うのは本人も認識できていて、それがおかしくないこともわかってるんだろうなあ。そうでないと大変だ。

どれが親なんだろう。

オオヒシクイもたくさんいた。

オオヒシクイはこんな乾いた環境にいるのは初めて見た。しかも近くて、その大きさに改めて驚く。

なんでも最大6キロになるそうで、歩くのものっそりのっそりという感じ。

一回抱っこしてみたい。おとなしく抱っこされてるとは思えないけど。

アオハクガンはその後も2回みかけたが、これは昼時でみんなお昼寝モードのため、首から上、しかも後ろ姿しか見られなかった。

どんなに待ってもこれ以上変化がなく、あきらめ。ちょっとでも歩いてくれたらよかったんだが、先方のご都合なのでしょうがない。

3回目はもう暗くなってからだった。もう少し早く見つけていたらなあ。

シャッタースピードを可能な限り落としたけど、ざらざら。せっかく全身でていたのに残念。

悔しいからしつこく撮れただけ並べちゃう。

またどこかで会えるかなあー。会えるのをたのしみにしてるよー。

マガンもいたが、宮城と違ってここではハクガン優勢。そうなると目が向くから不思議。人間って勝手なもんですね、ごめんよ、マガン。

とにかくキュウキュウという声を聴くだけで悶絶する。

ああ、ことしもこの声を聴けた。と思うと嬉しくてたまらなかった。