土曜日は午前中は晴れていて、3時過ぎから雨模様になった。日曜はずっと雨。しかも線状降水帯に寄り添われて、帰りの高速は恐ろしいくらいの雨だった。
で、日曜、せっかく遠くまで行ったから温泉巡りをすることにした。
といってもちょいちょい行くなじみの好きな温泉になってしまうんだけど。
山では高山植物が咲き始めた。これはウラジロヨウラク。写真は全部iPhoneだけど、玉ボケがオールドレンズのそれのようで面白い。
登った不忘山は花の百名山に選ばれるほどのようで、ハクサンチドリ、マイヅルソウ、ミヤマキンポウゲ、ここならではらしいユキワリコザクラ、どこにでもはないシラネオアイ、ナナカマド、オオカメノキ、アカヤシオ、ゴヨウツツジなどが目についたが、圧巻はハクサンイチゲだった。
別ルートにはアヅマシャクナゲやヒメサユリも咲いていたらしい。
雨のなかだったのでどれも写真はとらなかったけど。
これは入山前に見たタニウツギ。タニウツギも道路をピンクに染めるほど最盛期だった。
花つながりで思い出した。機会がなくて放置していたが、春先に登った山でみかけたヤドリギの花。
実はさんざん観察するけど、花をみたのは初めてだった。それも落ち花だけど。
温泉はまずは青根温泉に初参上。無色透明無味無臭ではあるが、とろみのある濃厚な感じなのに湯上りはシャキっとするいいお湯だった。
蔵王まではめんどくさくていかず、降りたところは遠刈田。この温泉もよくいくところではあるが、なにやらイベントで規制があって入れない。
なんだろうとおもったら、年に1度の大道芸祭りが催されているのだった。聞けばすでに28回目だそうで、前夜からの雨にもかかわらず、芸人さんも雨の中、観客も傘をさしての熱心な催しで、おもわず応援したくなった。地方の町が一生懸命やっているのに心打たれる。
あまり時間もないのでほんの15分ほど観覧したが、最後にみたこの人がとっても面白くて、涙が出るほど笑った。別のジャグラーの人は「東京なら雨降ったら中止です。でもここはお祭りだから、みなさんが応援してくれるから、やるんです。」と滑る手元で失敗しながらもがんばっていたし、3mの高さの平均台でアクロバットをするという女性も、落ちたら大変なのにものともしなかったんだそうだ。プロ魂はすごいなあと思う。
帰り道ではひさしぶりに秘湯・姥湯に参上。あいかわらず美しいミルキーブルーのお湯を堪能した。ただし傘さして☂。硫黄臭くなって帰宅でした。