山の癒し

不調をきたして、めまいがしたり視野がぼやけたり挙句に蕁麻疹まででてしまい、週末は薬をもらいにいったり整体にいったりする以外寝てるだけだったけど、このままでは本当に病んでしまいそうなので、がんばって山にむかった。気をもらいにいこう。雨だけど。

でもやはり土曜は動けず。

日曜もくじけそうになるのをがんばって、12時半から登り始めた巻機山。美しいブナをみているだけで心が安らぐ。やっぱり来てよかった。

雨のせいか鳥もセミも鳴かない静かなブナ林。命の匂いがする。

一瞬明るくなることもあって、花も少なかったが一か所、ニッコウキスゲが群れているところがあった。

あとはアカモノや、ウラジロヨウラクがあったくらいだけど、ゆっくり花を見ながらあるいた。

登山口に近づいた時、うしろから小さい消防車が3台きた。駐車場にはミニパトもいた。なんでも怪我人がいるらしかった。

途中ですれちがったら、単に腕を骨折しているだけらしく、10人くらいの手厚い救助隊に囲まれて元気にスタコラあるいていた。そのためにこれだけの人が出動・・・

そんなつまらない事はどうでもよくて。この美しい風景をみたかった。

相変わらず風の強い稜線だけど、これをみるとすーっと心が晴れる。

ここに詰めあがる上越の茗溪、米子沢を遡行したのものもう10年以上前になるなあ。

降りで足首の靭帯を切って必死で降りて、翌日ギブスをまかれた思い出。

12時半から登り始めたから、このころには誰もいなかった。

何をする気力もなくなると危ない。ほとんどそこまで落ちていたけど、山の懐に抱かれて元気になった。やっぱり山はいいな。