8月の最後、まだ暑いので東北へ沢登にいった。
焼石岳につきあげる尿前沢(シトマエサワと読みます)。
この山は地元の人が愛してやまない山で、花がすばらしいので7月はとても人が多いが、この時期はシンとして静かだ。
沢に入るには中沼登山口からなので、歩くコースも中沼コース。
静謐な中沼。
じつは諸事情あって私は沢をあきらめ、一般道を徘徊することになったが、いつもサクサク歩くだけの山歩き、好きなだけ立ち止まって花や虫を眺めたり、座ったりするのがとてもよかった。
ヤマセミくらいいないかと目を凝らしたが・・・
とんぼが飛び交うだけだった
花もすっかり秋の花に変わって、トリカブト
チョウジギク
あまり手を入れない、自然のままにしてあるそうだ。
管理人さんとお話したらそういっていた。
いいことだ。人が入りすぎるとすぐ荒れるから。
なんだかしらないキノコがぽこぽこたくさん。食べられそうだけどキノコは難しいから絶対手を出さない。
時折雲がひろがる。このあとは天気が崩れた。
登山道も隠れるほど、顔までかぶさるヤブを漕いで歩くとふっと開けた平ら。
ミヤマギボウシの群生があった。
ヤブが濃いところを一人で歩くと、さすがにクマを警戒せざるを得ず。
本当は南本内岳まで回ろうと思ったがあまりのヤブに断念。
避難小屋まで来た写真も張ってあった。
今年は暑すぎて作物がどれもよろしくないという話。ドングリも少ないかもしれないとなると、またクマのニュースが増えそうだ。。。