大隅半島南回りルートで雄川の滝から錦江湾へ

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さて。そういうわけで内之浦も時間かけず終了。向いのトイレに入ったら、脇に観光案内看板があって、つらつらみたら海岸がよさそう。

ということで「大隅半島南回りルート」の表示に従って進んでみる。でも、南回りって言い方変だとおもう。突端の佐多岬まで、おおざっぱに8の字を描いて道がついているから、時計回りとか反時計回りとかいえばわかりやすいのにな。

ここは1つ目のおすすめ、岸良海岸。きれいだけど眺めるだけ。近寄れなかった。

 

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お腹もすいたけどなにしろお店というのが1軒もみあたらない。それどころか人家もまばら、あっても廃屋。うーむ。

昨日買っておいたポテチをつまみながら、次に惹かれたのは、ウミガメが産卵にくるという辺塚海岸。ここは静かですばらしく海がきれいだった。

車の両脇を草でこすりながらでこぼこの歩道レベルをおりていくと、海岸ぺりに駐車場があった。


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明るいグリーンがきれい。

やっぱり海のそばで育ったから、綺麗な海をみると嬉しい。

日頃海なし県で暮らしてるから。


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ちょっと不思議な地形になっていて、右に見えるのは山から流れ込む澄んだ川。

ここで二人の人が網をもってなにか採集していた。なんだろうな。

いかにも鳥がいそうな環境なんだけど、目を凝らしてもなにもみつけられなかった。

今は季節外れだけど、アカショウビンがいてもおかしくない雰囲気。


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砂は粗め。これだとカメも掘りやすいかもね。


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すきっ腹を抱えて、まだまだ行きます。

去年、地元出身の山仲間に勧められたけど時間切れとなった雄川の滝までいくぞ!

ところが、滝壺への遊歩道アプローチがわからなくてうろうろ。もうやめよっかな、とあきらめかけたけど執念で到着。やれやれ。

1.2キロある遊歩道入り口についたのはすでに5時少し前。入口のカフェに何か食べ物がありそうだけど、振り切って進む。戻ったら閉まってるんだろうな~、くそ。

とはいえ、汗だくでたどりついた滝壺は御覧の通り素晴らしい美しさで、苦労した甲斐がありました。ほんとにきれい。一昨年いった、四国の仁淀ブルーに負けてない。

雨が降って水量が多いときはこれが濁った茶色になるそうです。よかったわ~。


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どうです、この青。素晴らしい。ここは間違いなく良い「気」が満ちている。

奥の方を望遠で撮ったらおおきな鯉がいた。


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せっかくカメラをもってきたから


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練習に色々撮ってみた


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樹には着生植物がわさわさしてて、これまた亜熱帯。調べるとオオタニワタリ

だとすると鹿児島では絶滅危惧Ⅱ類になっている。


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流れ出る渓流がまた素晴らしい透明度。ソーダゼリーみたい。

滝壺の不思議な景観は、玄武岩の柱状節理で、ここから伏流水が湧き出しているそうだ。このあたりどこに行っても水は澄みに澄んですばらしい透明度でした。

 

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そして間に合ったー♪

カフェはまだ開いていた。

あまりに美味しくてぺろっとたべてしまったマンゴーソースかけソフトクリームと、パッションフルーツソーダ🥤

 

 

そうして滝を後にしたら最後は温泉。錦江湾を眺めながら入れる露天、というのをみつけていってみた。途中、対岸の薩摩富士・開聞岳に夕陽。すばらしい~。

開聞岳はほんとに美しい姿だけど、登ると意外とつまらない。なぜかというとずっと樹林帯で何も見えない中を登るから。

 

 

しかし残念ながら露天風呂は水漏れの為修理中だった。お湯はないけど縁にすわって海を眺めつつ風に吹かれるのは気持ちがよかった。夕焼けは終わり、やがて仲秋の名月の翌日の月を迎えた。どこも欠けてないように見えるけどね。

温泉はアルカリのなかなかのお湯でした。

この後、翌日の本番にむけてやっと見つけたコンビニで食料・飲み物を買い込み、ねぐらに向かいました。