初雁城

 

雁LOVEが嵩じたところで、前から気になっていた川越によくある「初雁」という名前。

これは、川越城内にある三芳野神社の裏の杉に、雁がその年初飛来した時に3声鳴きながら杉の周りを3度回って飛んだ、というような逸話から、川越城を別名「初雁城」と呼ぶことに由来するのだそうだ。

まあ、そんなに深い話ではないけれど、ならばその杉を見てみようか、と思っていたところ、ちょうどそんな機会が訪れた。

まずは喜多院

 

 

護摩会というのか、その申し込みに長蛇の列ができていた。梅もすこしほころび始め。いつでも行けると思うとなかなかいかない近場の名所。

 

 

少し奥には仙波東照宮もある。この日、門扉がとざされて塀の外からしか見ることができなかったが、奥の方にはあふれる春の日のなかに、立派な社が建っていた。

なんでも日光まで家康の亡骸を運ぶのに、ここでいったんとどまるために建てられたそうだ。

仙波東照宮 | 川越大師 喜多院 (kitain.net)

 

次は富士見櫓あとへ。櫓は存在しないが小さなお社があり、近所の方なのか花で綺麗に飾られていた。

 

 

そしてこの富士見櫓のすぐ隣は名門川越高校

映画「ウォーターボーイズ」のモデルがここの水泳部。

 

 

ぐるっと回って公園の入り口から川越城へ行ってみる。本丸御殿の一部が現存していて内部が公開されている。入場料100円なり。

反応したのはこの杉戸絵。これは雁ではないかな?と思ったけどよくわからない。

 

 

全体に質素なしつらえであった。

 

 

この城が初雁城と呼ばれた所以の杉がある三芳野神社。天神様を祀る。真ん中あたり小さいが真っ赤になっているのが現在3代目の杉なんだそうだ。

大きな杉を一生懸命探していたから拍子抜け。

 

 

そしてこの神社は「とおりゃんせ」の舞台なのだそうだ。

これがその「てんじんさまのほそ道」じゃ。

 

 

その記念碑と、木の看板は川越城七不思議の説明板。

 

行きはよいよい、帰りは。

まあ、別に怖くはなかったけど。

お腹が空いたので武蔵野うどんなど啜って帰り道についた。