到着したその時から、いかにも南国らしい美しい囀りが我がコテージの裏に繁茂する森から響き渡っていた。なんだろう、誰が鳴いているんだろう、と気になって仕方ないが,
ジャングルの奥深くから響く声の主を認識することができない。
あなたはだれ?
それはわたしです。
コウライウグイスだったのだ。2月に初めてタイで会ったのも遥か遠い枝の上、声はもちろん聴くこともなかった。こんなに美しいさえずりだったのか。さすがウグイスと名が付くだけのことはある。
私の耳には「フイ~ル」または「ルヒョウ~」と聞こえるんだけれど、よく通るほんとにいい声。
その後通路脇の樹でも聞こえたので散々探すのだが、どうしても姿が見つからない。
やっとなんとかとらえたのが1回だけ。こんなに目立つまっ黄色で体格もあるにもかかわらず見えないのだ。
それほど苦労したのに、なんと帰る日の朝、ごはんをたべてレストランをでようとしたら、他のテーブルの食べ残しのパンをつついていたのが2枚目。
え~。そんなに簡単にでてくるんですか~。なんだ~。
ミドリカラスモドキも一緒にわさわさ寄ってきていた。
この日私も、パンをテーブルに置いて飲み物を取りに行っている間に、ミドリカラスモドキにボロボロにされていた。
隣にいた人がスマホにとって見せてくれた。
ぼけましたけれども、飛び姿も
こちらはマダラナキサンショウクイ(Pied Triller)
顔だちからしてサンショウクイだけど、白黒の配分がパキっと美しかった。
これもなかなか全身を現してはくれなかった。
それよりなにより、ちょっとでも茂みにちかづくと蚊の猛攻がすさまじくて耐えられない。さらに気が付くと足元にミズオオトカゲがのそのそ近づいていたりしてびっくりする。
これがおしかった。遠くに見つけたのだが、後ろ姿であっという間に飛んでしまった。
大きかったのでなんだろうと後で調べたら、ソデグロバト(Pied Imperial Pigeon)。
大きいはずだ、ミカドバトの仲間だそうだ。
本日のおまけ。
青い羽がとても綺麗な昆虫。なにしろ青狂いなもので。
クマバチの一種みたいで大きかった。
violet carpenter bee
というのが近そうだったが和名はわからなかった。なんだろうなー。
そういえばことしはMFのセイボウをみに行かなかったなあ。