昨年同様、朝起きてレンタカーの開店を待つ間もいそいそと探鳥。
去年見つけたところに行くと、今年もいた。コムクドリたち。
なんだか知らない赤い実をさかんにパクパクたべていた。
ほっぺがかわいい。
今年は結構長く遊んでくれて、撮りやすいところにきてくれた。
ところで、前々回トップにおいた写真の「世界の渡り鳥大図鑑」。
さすがホビーズのおすすめだけあって、ほんとに素晴らしい本です。
渡りの不思議がわかるってほんと。いや、単に私が知らなすぎるだけなんでしょうが、読めば読むほど胸が熱くなる。
なぜに人が鳥の渡りにこんなに惹かれるのかも書いてあって、まったくもっておっしゃる通りその通り、と思う。
鳥だけじゃない、繁殖と越冬の目的で移動するのは、くじらやカメ、儚げな蝶から両生類・爬虫類、はては無脊椎動物までだそうだ。だけどやっぱり鳥がいちばん心惹かれる。その距離、困難さ、大空を行くこと、なによりその姿が美しいからだと、個人的には思う。命の危険もあるのに、と人は思うが、単純明快な真理は「そうすることの方が生存率・繁殖率が上がるから」だそうだ。
君たちも南へ帰っていくんだね。
たくさんたべて体力つけて。
小鳥は渡りの為の脂肪を蓄えるために体重が倍になる種もあるそうだ。
逆に不要な生殖器官が小さく軽くなる種もあるのだという。
そして蓄えた体力メーターがゼロになる頃、ちょうど目的地に到着するらしい。
すごいなあ。もう少ししたらまたガンにも会いに行きたい。
体内にプログラミングされたDNAの神秘にも驚くが、反面、ヌーやヘラジカなど大型動物の一部は、移動の為には世代間の学習が不可欠という記事もあった。世界は不思議に満ちている。
なんだか葉っぱの緑が照り返しているのか、みどりっぽい色に撮れてしまった。
朝陽だからかなー。