みたかったシマアジ

 

 

カモはガーガー鳴いていつもその辺の池に浮かんでいるものだと思っていた。3年前まで。

それが、実にたくさんの種類がいて冬だけしかみられなくて美しい羽模様を持つものだと知ったのは、鳥をちゃんとみ初めてからだ。

そんな中でもみてみたかったシマアジがどこかにいるらしいと知って心惹かれた。そしてお友達と話していたら調べてくださり、一緒に見に行こう!といきなり決まった。背中を押してくれてありがとう😊

流行りものはあんまり行かないほうだけどこれは近いところらしい。

 

 

月末月初もとりあえず落ち着いたところで、休むなら今しかない!てことで急遽翌日突撃することにした。まだいるかなー、いなかったら泣くなあと恐る恐る到着したところ、人影まばら。あれれ。嫌な予感。

雨降ってるからそれはそうかもしれんけど…

 

 

とりあえずお友達を待つ間歩き始めて、池を半周したところで、スコープを持ったおじ様が、オシドリはそこだよと話しかけてくださる。

ありがとうございます!で、シマアジは…と聞いてみたら、「あー、あっちで寝てるよ」とのこと。よかったー。間に合った。

 

 

いってみると確かに寝てる。

お友達到着まで1時間半、そこからさらに1時間半、寒い中凍える手を温めながら待つこと合計3時間弱やっと動いた。やれやれ、よかったー。

 

 

近くにいた別個体が合流したのでは、ということで、オス2羽、メス1羽の合計3羽いた。

動き始めたらそれから1時間ぐらいはあっちに行ったりこっちに行ったり泳いだり羽ばたいたり、あれこれ動いてくれて、美しい羽模様も堪能させてくれた。

 

もう一つ特筆すべきはその声だった。

名前はわからないが、ギザギザのついた竹の筒を棒で撫でる楽器のようなようなもので、カラカラカラと乾いた音のするものがあるが、そんなような声だった。鳥の声とは思わない無機質な物音みたいな。

 

 

メスは地味で、隣にいたコガモのメスとみわけるのにあーだこーだと調べるぐらいだった。

そういえば大きさもコガモと同じか小さいくらいの体格だった。

 

またどこかで会えるといいな。