アカツクシガモ

 

登頂の翌日、ベースとなるNEO LADAKHに帰還して泥のように眠る。とても4時起きでパンゴン・ツォにはいけないので、強く希望していた隊員には悪いが、7時起きでいけるツォ・カルに行くことにした。

Tso Kar - Wikipedia

中国との国境を争うパンゴン・ツォのエリアとは違い、インド方面にやや南下したところにあるツォ・カルまで4時間弱。こちらもそれなりに遠い。朝ごはんが私の都合でおかゆだけだったので、途中スナックやジュースを買いながら、厳しいタグラン・ラ5300mを越えてたどりついたのは、まだ雪の残る塩湖だった。ラムサール条約登録。

まだほとんど観光客がいかないようだけれど、ここは絶対そのうち知れ渡ると思う。

じっくりみたらどれだけの鳥が見られるかしれないと思う。しかも登録している観察者はほんの1人か2人程度。そもそも鳥を見る人がこのあたりに常住していないのではないかと思う。

 

ドライバーさんに鳥が見たいことを伝えてもらっていたので、一生懸命探してくれる。

素人さんだけど。

まず目に入ったのがアカツクシガモ。初見!

ツクシガモはふるさと佐賀の東与賀干潟のスターだけれど、親戚にこんなところで会うなんて。

 

 

しかしこの湖、御想像に難くないと思うが湿地。どろどろ。ちょっと歩くと靴が真っ白い泥まみれになってしまう。しかも粘土質。一旦潜ると抜けられなくなりそうな。

とういわけで近づくことはできない。

 

 

さらにこの日もお天気は悪くて、ずっと曇りと雨。

 

 

水辺近くで憩う群れ。

 

 

飛ぶ。 おわかりのように湖面はなんとなくピンク色。塩湖によくあるピンク色のプランクトンがいるのかなと思う。

 

 

ツクシガモもそうだけど、飛んでるほうが綺麗。

 

そしてその下には、見たかったオグロヅルのペア!!!
オグロヅルはラダックの属するジャンム=カシミール州の州鳥に指定されていて、この地でしか見られないんだそうだ。