鳥というより動物と花 2

 

ちょっと出かけていたので間があいてしまいました・・

 

さて。チベット風景に欠かせないのがこのヤク。フサフサだ。wikiによると野生種は激減しているのだそうだ。

ヤク - Wikipedia

この動物は気が荒いというので、前に見たときは飼い主でさえ近寄らず、制御するためには遠くから棒切れを振り回していた。

だが、気候の厳しい高地ではこの動物の乳は貴重でかかせないたんぱく源となる。

チーズ、バター、ヨーグルトと加工するし、食肉としても上等なのだそうだ。

てことは近づかないと仕事できないよねぇ???

 

毛は織物にして暖かい毛布や絨毯、衣類となる。糞は燃料だ。

このバターを使ったバター茶に子供のころからあこがれていて、前回は偶然に僧院で飲ませていただいたが、今回はお目にかかることはなかった。

 

 

夏の間は勝手に放牧されているようだ。夏の今でも夜は氷点下の5060mのBCでこうしてうろうろしているから、本当に寒さと高所に強い生き物。牛と比較すると心臓は1.4倍、肺は2倍の大きさがあるんだって。いいなぁ。

 

この特性をいかしつつ、さらに扱いやすくするために、牛と掛け合わせて生まれた「ゾ」という生き物がいる。これは前回わたしも触ったり手綱をひいて歩かせたりできるほどおとなしい。だが、馬とロバのハイブリッドのラバ同様、1世代限り、繁殖能力はない。

 

 

 

色合いはさまざまなようだ。角がみるからに鋭くて、これで突かれたら簡単にお腹破れますな。フサフサの尾は戦国武将の兜飾りなどに珍重されたんだそうだ。意外な関係。

 

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食卓のチーズがヤクのチーズ。癖もなくておいしかった。ワインにあいます。

ちなみにパンは楽しみにしていたワンボさんの手になるオーガニックブレッド。

自家製の天然酵母をつかった全粒粉のサワードウ。すごくおいしかった。

注文も増えているようで人気の様子。

最近はクロワッサンも焼いているそうで、独学とは思えない素晴らしさであった。

ああ、また食べにいきたい。

 

 

 

そしてマーモット。マーモット - Wikipedia

この地域のはヒマラヤマーモットのようだ。

BCのテントすぐそばの斜面に巣穴があるようで、この時は3頭いた。うち2頭が喧嘩してるのか遊んでいるのかくんずほぐれつ。

大きさは狸くらいかな。しっぽも長くてふさふさ。冬は冬眠するらしい。

 

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以前の記事で背中だけ出演済のムネアカイワヒバリ。

とても良い声で鳴いていた。


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慣れているのか近くまで寄ってきた。

 

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花はもう、名前わかりません。


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これはアドバンスBCに向かうときの丘に咲いていたサクラソウに似た花。でも葉っぱがサクラソウではない。里にはない植物のようでワンボさんも目をとめていた。

夜は凍ってしまうところなのによく生きていられると感心する。

 

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どれも愛らしい花だが、ほぼ地面に張り付くように生きている。


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以上、花でした。蝶も時たまみかけたけど少なかった。