ホオジロガモ リベンジ!

 

2月3日節分の日。光も明るくなってきて梅も咲いて、春の予感がしてきた。暦はただしいと毎年思う。

1月に惨敗だったホオジロガモの首カックンに、どうしてももう一度チャレンジせねば!と行ってきた。

がしかし、スタートゆっくりになったら高速は事故渋滞2か所という。

下道にしたところ、これまた行程の半分は渋滞というひどさで、最短1時間ちょっとで行けるところ、2時間半もかかってしまって到着はお昼。

うーー。カモは10時過ぎたらねるのよ~というのも先輩の教えである・・・・

 

 

どうかなぁと思いながら到着したら数台の車もいて前回より賑わっているふう。ということはまだいるに違いない。よかった。さっそく川におりてみると、はるか遠くに前回よりもたくさんの群れが浮いているのがわかった。よかったー。これなら待てば撮れる。

と、河岸の岩をハイド替わりにして待っていると、案の定だんだん流れて近づいてきた。さらに待っていたら、ついに!!!!!でたー。首カックン!!!

これが見たかったのよ~~~~。

 

 

採餌行動をひとしきりつづけた後はぷかぷか浮いてレスト、という繰り返しの行動パターンで、レストに入ると盛んにこれをやっていた。

求愛ディスプレイということだけれど、特に特定の対象に向けてというわけでもなさそうだし、これをやったからといって交尾行動に移るわけでもなさそうで、4羽ほどいたオスがあつまってお互いに盛んにカックン、カックンやっていたから、この時期に自然に出てしまう衝動みたいなものかと。つい出ちゃうんだよね、みたいな。

ここで交尾してすぐ卵産んで子育てするわけでもないから、とりあえずパートナーを確定してつがいを形成するためなんですよね?(誰にきいてるのか)。

調べると鳥は交尾から1~2週間で産卵というから、繁殖地に帰る前に卵産むわけにはいないだろうし。しかし鳥の繁殖生態は面白い。ディスプレイも本当に面白い。

いつかはニワシドリやフウチョウ、マイコドリのディスプレイを自分の目で見たい。

 

 

カックンに合わせて首をのばしたり、頭部分の毛を膨らませたり(これはメスも同様だったし、カモ類にはよく見られる)。

 

 

しかもメスの、この呼応する水平前伸びも同様の行動なのか、これは意外だった。

さらにオスはカックンの時に短くギ~!と鳴くのも発見だった。

この鳥、学名がBucephala clangula。

前半のBucephalaはアレキサンドロス大王の愛馬の名前から、後半はやかましいという意味だそうだが、全然やかましくないと思う・・・。そしてBucephalusブケパロスという馬は、荒馬で誰も乗りこなせなかったものを青年アレクサンドロスが乗りこなしたそうだ。

強い名馬で、黒毛の額に牛の形の模様があったそうだが、ホオジロガモと何の関係があるのか、調べてもどうもよくわからない。

 

 

羽衣は美しく、閉じたときに現れる白の中の黒い筋がどうなっているかと知りたかったのだが、肩羽なのがわかった。風切りは全部黒なのね。

 

 

この黒い筋が綺麗だなと思う。頭の緑色は深くて構造色ではないみたいだ。

頭でっかちでとんがっていて、どうもこの頭をみると、芸人さんのみやぞん氏を連想してしまうのよね。。。黄色い虹彩にポツンと黒目というのもひょうきん。

 

 

今回はちかかった~。最短で10mくらいまできたかしら。

ゆったりのんびりしてくれてとても観察しやすかった。

これならスマスコもいけたかもな~。

 

 

たくさん撮ったのでつづく。