ベテランの恩人バーダーさんが鳥見に行かれた記事を拝見したら、インドネシアで見る野生の文鳥(Java Sparrow)は絶滅危惧で貴重だということを教わった。
なんとそうだったんですか!
貴重な記録だからぜひ探してみて、といわれてHDDを探したら、あったー。
とまっている石積みは世界遺産ボロブドゥールです。
知らないことは恐ろしい。2019年5月、インドネシアはジャワ島で、その気もなく撮った写真がこれ。「なんだ~文鳥じゃーん!」と気にも留めなかったので、ゴミ箱行きにしたかと思ったが残っていた。ピントあま~~い。
当時はまだ鳥撮りも始めていなくて、cannonの7Dも同年2月、モロッコで落として使えなくなり、この時はたしか沢登用かダイビング用のOlympusのコンデジだったと思う。いや、P1000 を試しに買ってみた直後だったかな?
当時は「なんで文鳥がここにいるの?誰かの家から逃げたのか?」と思った。
だって文鳥はカゴで飼うペットでしかなかったから、つい最近まで、わたしのなかで。
生き物好きの家庭で育ったので、文鳥ももちろんヒナから飼っていた。インコ、熱帯魚、ウサギ、カメ、金魚、メダカ、フナにコイ、犬猫昆虫類はもちろん、可能なかぎりいつも生き物がいた。
でも気持ちはすでに鳥撮りに向いていて、鳥ばっかり撮っている。
これも撮ったことも覚えていないが、でてきたので調べると、Googleレンズはコシジロヒヨドリ(Sooty-headed Bulbul)という。頭が見えないので何とも言えないが・・虹彩が茶色であるのは合致する。
これも。たしか最後、ジョクジャカルタのホテルの部屋の前で撮った。コシジロキンパラ(White-rumped munia)みたいだ。※コシグロキンパラ(Javan Munia)だそうです、訂正。
近かったから撮れたのがうれしかったのを覚えている。
あのあたりはほんとに生物層が、海も陸も濃い。
こちらはラダックのベースキャンプで撮っていたもの。
ハマヒバリ(horned lark または shore lark)。頭にピンと角のような冠羽がたって素敵。
お歌も上手だった。
雌雄同色だそうだ。冠羽のたったきれいな個体の写真を見かけていたので、会いたいと思っていた鳥だった。
図鑑やeBirdだと喉が黄色い写真があるけど、季節羽なのか、成鳥・若の違いなのか
よくわからない。この個体は黄色みは全然ない。どこにも。
おまけ。残暑厳しき折、かき氷でも食べてみようかと、秩父は長瀞の有名店にいってみた。
まあ~、ずらり行列。駐車場は整理員付き。
どうってことない、もとはただの水なのに驚きのお値段で、いいご商売ですな。
氷は融けるのと勝負なので写真撮ってる暇なし!
とても小さいころ、我が家はばあちゃんの家の2階に住んでいた。
ばあちゃんは夏になると、四角くて澄んだ氷で、副業のかき氷屋を営んでいた。
ぐるぐる手回しの大きな取っ手のついた、あのクラシカルな削り器で。
実家は玄界灘のすぐそば。魚も新鮮で、中学くらいまではお店も肉屋、魚屋、野菜屋と専門の店で買い物かごで買い物をするような生活だった。何しろ昭和40年頃のド田舎の話。だから純粋な氷も魚屋に分けてもらったりしてふんだんに手に入ったのだろう。
ばあちゃんの掻く氷は真っ白の雪のようにふわふわで、そこに赤や緑のシロップと、たっぷりの粉砂糖をかけてもらった。素晴らしくおいしかった。今でも人生で最高のかき氷。もう二度と食べられない。