本当は出発する予定だった7月9日。雨のなか、暇なので散歩にでかけた。
鳥が盛んに鳴いているんだが、姿が見えない。
それもそのはず。このお仲間は見つけにくいよ・・
にゃむしゃんハウスのあるストック村の観察履歴をebirdで調べると、ウグイスの仲間っぽい鳥ではミヤマチフチャフ、またはチフチャフのようだが。どちらも低懸念なので普通に観察できるはずとは思うけれど、なんだかわかりません。
ちょこまかするところ、やっと見つけてワンショット。
全く馴染みもないし想像もつかないところではとりあえず撮っておく作戦。
レーの町に下りたあたりでトキハシゲリの観察履歴があるが、足もないのでしかたない。多分インダス川の川っぺりあたりにいるんだろうなあ。
意外にもカササギが嫌というほどみられた。といってもユーラシアカササギになるようだけれども。
そうとは知らず、朝いちばん、自分の部屋から見えたのを苦労してやっとこさ撮ったのに。鳥たちも大雨で濡れそぼってお気の毒というか。
先にも書いたが、カササギはこのあたりでは石鹸泥棒と迷惑がられているそうで、人々は石鹸に蓋をしておくんだそうだ。食べるのかしら。まさか水浴びに使うわけでもなかろうし。
花も盛りで、ラダックの短い夏を彩っていた。ローズヒップを採取して暮らしに役立てるのだそうだが、にゃむしゃんハウスの裏山のお堂近くにたくさんある。が、土地神様をお祀りしているから、そこから採取するのははばかられるのです、とえつこさん。
こういう感覚が自分の育った環境と同じで、このあたりでもラダックに共鳴するのだと思う。
山でみた花。豆科と思われる。
キュウリグサに似た花。同じかもしれないけどすごく大きくしっかりしていて、いつもこのレモン色の花と一緒に咲いているのだ。色合いの対比が素敵でとても好きだった。
ここからは登山中に見た鳥たち。
これがたくさん群れてさえずっていた。調べると、ベニヒタイセリン(Fire-fronted Serin)という鳥のようだ。わかりづらいけど、たしかに額が紅い。
ほとんど保護色
セリンって何の仲間だろうな?と思ったら、アトリ科だそうで、基本種はヨーロッパから北アフリカにいるそうだ。
ヒマラヤ襞にヒゲワシ。テレコンつけててもこれが精いっぱいでした。
微妙に口元にひげが垂れているのがわかりますかね・・?
わかりませんねぇ・・・遠くて残念でした~
名前はわかりません
これは多分ムネアカイワヒバリ(Robin Accentor)。日光浴?
英名のRobinで納得。とても歌がお上手でした。
キバシカラス(Yello-billed Chough)。日本にいるカラスよりも一回り小柄でかわいかった。鳴き声もキュルルル、と控えめでかわいい。九官鳥のイメージ。
なかなか綺麗。もっと大きい赤いくちばしのベニハシカラスもいるようだけど、今回は見なかった。アクロバティックな飛行をするそうだ。
密かな狙いとしては、前回みたヤツガシラをぜひ撮りたかったのだが、残念ながら出会うことはなかった。意外と里にも出るようで、ワンボさんも家の周りで時々みるけど珍しいといっていた。
そしてなんと、この地域にはフジイロムシクイがいるのだそうだ。一度は見てみたい鳥ベスト5に入る鳥だ。すごくきれいでかわいい小鳥。こんなところにいるのか。
出会える可能性は限りなくゼロに近いだろうが残念であった。
他にカベバシリという鳥がいるらしくて、これも見られたらうれしかったのだが、歩いている最中はやっぱり立ち止まることは難しく、落ち着いて撮れるのは泊地についてからだけだった。
やっぱりツイデでは限界があります。山登らないでちゃんと見たいものだ。